猫のワクチン | 内閣府特定NPO法人ConoasS(コノアス)

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猫のワクチン

猫ちゃんのワクチンについて

3種混合ワクチン
猫ウイルス性鼻気管炎猫カリシウイルス感染症猫汎白血球減少症
4種混合ワクチン
3種混合ワクチン+猫白血病ウイルス感染症
5種混合ワクチン
4種混合ワクチン+クラミジア感染症
7種混合ワクチン
5種混合ワクチン+猫カリシウイルス2種

ワクチン接種により有効的に予防できる疾患

※ワクチンを接種した場合でも感染・発症を防ぐことができない場合もあります。

猫ウイルス性鼻気管炎
 猫カリシウイルス (下記) と混合感染することが多く“猫風邪”と言われ、集団飼育や繁殖を行っている場所では伝搬力も強く重要な疾患である。くしゃみ・鼻汁・発熱などの軽微な症状から重篤なものでは肺炎を起こし死に至る場合もある。
病原:猫ヘルペスウイルス1
感染経路:主に直接接触による経口経鼻感染
症状:数日の潜伏期の後、くしゃみ・鼻汁・流涙・発熱などが一般的に認められるが、幼猫は感受性が高く症状も重篤になる傾向がある。
治療方法: 対処療法と二次感染に対する抗生物質投与が中心である。
猫カリシウイルス感染症
 猫ヘルペスウイルス1 (上記) と混合感染することが多く“猫風邪”と言われ、猫ウイルス性鼻気管炎 (上記) と同様伝搬力も強い。くしゃみ・鼻汁・発熱に加え、舌や口腔内に水疱や潰瘍が頻発し、重篤なものでは肺炎を起こし死に至る場合もある。
病原:猫カリシウイルス (複数の血清型がある。)
感染経路:主に直接接触による経口経鼻感染
症状猫ウイルス性鼻気管炎と同様。臨床症状から猫ウイルス性鼻気管炎と猫カリシウイルス感染症を区別することは難しい。
治療方法: 対処療法と二次感染に対する抗生物質投与が中心である。
猫汎白血球減少症
 ワクチンにより有効的に予防できる疾患であるが、日本ではワクチン接種率が20%と言われ、日本では猫のいるところには偏在すると言われている。若齢な猫では症状は重篤になり死亡率も高い。また猫はすべての年齢にわたり感染し感受性を示す。
病原:猫パルボウイルス (FPLV)
感染経路:感染猫の糞便に汚染された物への接触感染
症状:感染年齢により症状は左右される。妊娠猫が感染すると死流産を起こすこともある。生後まもなく感染すると小脳形成不全・運動失調・自立採食が困難などの理由で予後不良となる場合が多い。生後数か月の感染猫では発熱・元気喪失・嘔吐・血便・白血球数が下がることが多く、この場合も予後不良である。
治療方法: 発症後すぐの対処療法。予防が重要で感染力が強い為、広くすべての猫に予防接種ワクチンを行うことが望ましい。
猫白血病ウイルス感染症
 猫の間で広く水平伝播しており、多くの疾患の発症に関与し、感染猫の多くが致死的な経過をたどることが多く、予防が極めて重要な疾患である。
病原:猫レトロウイルス (FeLV)
感染経路:唾液などによる水平感染、胎盤感染、特に感染母猫が子猫を舐めることで高率に伝播
症状:FeLVに持続感染した猫は様々な疾患の発症が認められる。腫瘍性疾患のリンパ腫では前縦隔型リンパ腫が代表で、症状は呼吸速迫・呼吸困難・吐出などが見られ、急性白血病では貧血・食欲減退・粘膜蒼白・発熱などが主な症状である。またFeLV感染によりリンパ造血系の退行性変化による疾患も多く、再生不良性貧血・免疫不全症・汎白血球減少症様症候群・胸腺委縮などが臨床的に認められる。その他、妊娠猫の疾患として流産・死産・胎児吸収などが認められることも多い。
治療方法: 様々な疾患があるため、それぞれの疾患に対する対処療法を行う。しかし予後不良が多いので、予防が極めて重要である。予防は完全室内で飼い、少しでも他の猫との接触が疑われる場合はワクチン接種を行うことが望ましい。
猫クラミジア感染症
 日本の猫の病原保有率は室内飼いネコで約20%、野良猫で約50%と高い。鼻汁・めやに・くしゃみと軽微な症状から肺炎に進行し斃死する場合もある。
病原:クラミジア
感染経路:接触感染
症状:めやに・鼻汁・くしゃみなどの軽微な症状から化膿性結膜炎に移行する。また肺炎に進行し斃死する場合もある。
治療方法: テトラサイクリン系抗生物質が有効。ワクチン接種により予防も有効。
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